結婚すると、いきなり親戚の数が倍になる。
それで、その中には必ず「うるさ型」と呼ばれる人物が存在する。ことあるたびに、いちいち「そうじない、こうするべきだ。」と 、親戚と言えども他家の問題なのに口出しする人物で・・・なまじ赤の他人じゃないだけに、邪険に無視するわけにもいかずかき回されてしまうのだ。
特に厄介なのは、うるさ型の叔父や伯母。
姑と嫁の意見が対立してしまうとき、世代が近い分だけ考えが合うのか?姑の味方をされる場合がタマラナイ・・・・・・。
姑もげんきんで、普段はうるさがっていてもここぞとばかりに共同戦線を張るからもうどうしようもない。
場合によって、嫁の味方となればズバズバ言うだけあって頼もしいとしても、そもそも、そういう人物と意見が合う場合なんて無い。くだらないような生活問題の揚げ足をとるかのように共同戦線を張られて攻撃されるのはウンザリなのである。
姑の姉妹に囲まれてウンザリした話がある。
「子供に男の子がいなきゃ、格好がつかない」は・・・? 格好・・・? 驚愕のひと言だった・・・。
日頃、丈夫な子供ならそれでいいとか何とか言っておいて、 やっぱりこれが本心だったんだろう姑君?
このとき、姑の姉妹が瞬時に共同戦線を張った。
ゾロゾロと長男を産んで入院中の私を囲う姑軍団!
揃いもそろって全員 「男の子でよかったね。」の輪唱!
あーもーうるさーい!さっさと帰ってくれないかと胸中で唱えるあたしだった。
もっとも、姉妹みんながそういう考え方なのだから 姑だけ男の子願望が無いわけがない。妊娠中からプレッシャーをかけられなかっただけでもマシだったのかもしれない。
それにしても、長男の嫁というのは「子供はまだか?男の子はまだか?」"口撃"でストレスをかかえてしまう話は少なくない。
「不妊でいちばんつらいのは本人であり、周りがとやかく言う問題ではない。 そんなことを口にする方の人間性を疑う」 といった良識ある見解は通用しないと覚悟するのがセオリーなんだろうか・・・。
とにかく、姑と同居するにはストレス対策は避けられない問題だが、ここで少しクールな考え方をご紹介。
同居と聞いただけで暗〜い気持ちになる理由の一つは、 別居や離婚を別にすれば、「自分か相手(義父母)のどちらかが死ぬまで続く」からだと思う。ここで発想転換を試みてみるのだ。
人の寿命なんて誰にもわからないもの。
つまり、同居がいつまで続くのかもわからないということ。だから苦しいと思う。
じゃあ、せめてあと何年?と、はっきりしていれば我慢のしようもあるかもしれない。そこで計算する・・・・・・。
平均寿命-姑の年令=あと――年。
あたしって、イケナイ嫁に違いない・・・・・・