姑との同居は、そもそもが難しいモノかもしれませんよね。
たとえば、「日常的にキッチンに二人の女性が立つ」ということ。
これは、いいこともあれば、良くないこともある。これは同居嫁が姑から受けるすべてのストレスに通ずる真理であると私は思うのですよ。
キッチンって、主婦がいちばん気持ちを移入する場所でもあると思う。
そこに・・・姑と立つことは、同居するうえでもっとも神経を使い、問題が生じる原因でもあると思うのだ。
今朝も見てしまいました。
姑が朝食の洗い物の終わった少し白くにごった洗い桶の中の水で、食器ふきの布巾を洗って布巾かけに干しているのを・・・・・・。
うちでは、食事の用意は嫁、片づけは姑となる場合が多くて、こういう現象を目の当たりにしてしまう私です。
同居嫁としては内心で姑に悪態をつきつつ、ちょっぴり姑に気に入られたいというか同居嫁としての評価を上げたいという気持ちがなくはありません。
だから、姑が〝嘘でしょう?〟というような奇怪な行動をしても、無言でやりすごすとか、大目に見るとか、内心グチをとなえてストレスを解消するとか・・・いろいろやってる私なのだけれど、やはり布巾の件についてはどうしても言えない。
夕食が終わって、義母が後片づけをしてくれてそのあと明日のお米をといでくれます。そのお米のとぎ汁で、やはり食器ふきの布巾を洗い、食卓ふきの布巾も洗うのです。おかげで、二、三日もすれば、ぬか臭い、異様な臭いのする布巾となってしまうのです。
これ・・・強烈なストレスです!
同居嫁の姑へのストレスの決定的事案といえるほど、キッチンに二人の女性が立つことで受けてしまう、清潔性に関するストレスなのだ。
だけどやっぱり、言えません・・・・・・。
だからこっそりと、姑の寝る21時過ぎに、洗剤で洗い直し、漂白液につけるのです。
子育ての時には、「買い置きしてあるお菓子以外は、買い与えないで下さい!」とか
「そんな近くでテレビを見せないで下さい!」とか「やたら、ごほうびだと言って、お金を与えないで下さい!」とか「そんなにしょっちゅう、おもちゃを買い与えないで下さい!」とか、それこそ遠慮もなく、はっきりとお願いしていたのですけれど・・・
昭和はじめ生まれの人の常識なのかもしれない、この行動。
今まで、旦那もこの姑のやり方で食中毒になったことはなかったのだから、いまさらとやかく言うほどのことでもないのかもしれない、などと、考え始めると、やはり、「それだけはやめて下さい」とはいえないのだ。
姑との同居とは、いいこともあれば、良くないこともある。
同居嫁はおそらく、今夜もこっそりと姑の寝たあとにそっと布巾を洗っていることだろう・・・。