姑と同居する嫁にはどこをどう頑張ってもストレスが付きものなのだ。
よくよく考えれば、ストレスをゼロにしようとあがくのではなくてストレスなんてあるのが当然!と、考えつつポジティブシンキングを行えるかどうかによって、姑への立ち回り方にも工夫が生まれ、ひいては同居嫁がいかに幸せに暮らせるかにつながると思うのだ。そんなわけで・・・
同居嫁が姑と円満に暮らすための8項目のポイントをかかげてみよう。
- 同居はうまくいかなくて当たり前である。
なぜうまくいかないのか?…などと悩むより、発生した問題の処理に頭を使おう。言い換えれば、ストレスがあって当たり前である。ストレスを根絶するために策を練っても解決はしない。ポイントはストレスを軽減するためには?と、思考を少しだけ変えてみる。その、少しの思考変化が嫁の精神的負担に大きく貢献する。 - いつでも冷静沈着を心掛けよ。
おもわず文句を言いたくなる時がある、言えばスッとするだろう・・・しかし、ヒートアップした感情が冷めるまで時間を置いてみる。例えば一日たってから昨日のいらだちを振り返ってみる。すると、姑の言動の不条理を客観的にとらえることができるだろうし、生じたストレスを合理的に解消しようとし始める自分に気づくかもしれない。 - 影の支配者を目指すべし
これはつまり、ガチンコで姑と接することをせずに立ち回り方に工夫しようという話。表面的には姑に劣勢であっても、実際にこの家の舵取りをしているのは同居嫁であることを目指そう。 - 旦那の愛を失うべからず
同居嫁にとっての唯一で最強の味方は誰か?
それはやはり旦那なのだ。旦那から愛されていることは姑へのストレスが問題化したときに守ってもらえることと、パイプ役になってもらえる確率がグンと上がる。旦那と姑は他人ではないが、旦那と嫁の人間関係はそもそも他人からスタートしている。旦那からの愛を失うことは同居嫁にとって命取りなのである。 - 悲観するな、同居の終わりは日々着実に近づいている
まさに言葉どおり・・・・・・。人が生きている以上、これは事実として真実なのだ。 - 同居前の約束事は社交辞令と思え
結婚したとき・・・同居が始まる直前まで・・・姑は仏様のように優しい生き物だ。人生の先輩として、おばあちゃんの知恵袋じゃないが嫁の知らないことを知っているのが姑である。ときに・・・「何にも心配いらないから遠慮せずに暮らしてくれればいいよー」なんて言っちゃってくれた姑ではあるが、いざ、同居が始まるとガラリと本音オンリーで接してくれるのが姑という生き物である。 - 姑に対する好印象は己の錯覚と心得よ
このことは前項の延長とも言える内容だ。新婚ホヤホヤの頃っていうのは旦那越しに姑を見てるから好印象であるのが当然なのだ。
しかし・・・同居開始のその瞬間、姑の人格は入れ替わる。同居前の好印象をちゃんと差し引いて付き合うことができなければ、ストレスを感じるたびに好印象を思い出してしまってストレスが倍になって自分を襲う・・・。 - 「何とかなるさ」は甘すぎる
いちど同居してしまうと、脱出するのは至難の業。つまり、同居していた姑と別居しました・・・なんて体験談は本当に希な話であって、大部分は別居とは離婚を指し示すと考えておいた方が無難なのである。「なんとかなるさ」は楽観的でストレス軽減に貢献してくれる思考である一方、だましだまし「なんとかなるさ」を続けていると不幸な結末に導かれてしまうもの。そうなる前に・・・姑へのストレスを軽減する工夫、同居嫁としての上手な立ち回り方を自分流にカスタマイズしておく賢明さが必要なのだ。
これらがアタシの考えた〝姑と仲良くやる〟コツでもある。
そうは言っても、言うは易く行うは難し・・・。カーッと感情が出たときには冷静に心得うんぬんなんて沈着冷静にかまえてられないんだけどね・・・・・・。