老いてくると認知症かもしれないと心配することはよくある。
心配は紙一重でストレスなもの。ストレス感情を優先して姑と接するとついつい事実から遠のいてしまう可能性もある。
実際、認知症かどうかと病院へ連れて行くにも姑本人の意思がなければ無理矢理病院に行くわけにもいかないし、病院に連れて行ったところで認知症の診断について物差しは医者にもよるんじゃない?
で、仮に認知症かもしれないとなったとき、家で介護する人間(うちの場合は同居嫁である私)の介護体制には個人差があるはず。
つまり、よそ宅で介護が困難でも自分には困難でない場合もあると言うこと。姑も同居嫁も家に居る時間が長ければ介護もしやすいけれど、たとえば私が働く嫁であったりすると日中の見守りが根本的に不可能。
それに物忘れがひどいイコール認知症かもしれないと判断するのはあまりに早計なんだろうし…
さて、まるでウチの姑が認知症かもしれないと断定した言い方になってしまったが、おそらく単なる物忘れだと思う。
しかしだ…それにしても最近の姑は物忘れがひどい。
水道水を出しっぱなしで蛇口をひねることを忘れる。水道を使い終わったら蛇口を閉めることは理解しているんだろうけど、なんでもない日常生活なのに…蛇口を閉めることを忘れている。
電気を消し忘れたりとかもとくあります。
昨日もです……
家に帰ると、玄関の電気はつけっぱなし、廊下の電気も点けっぱなしでございました。
ま…仕方ないのよね。
ご高齢だし‥誰だって失敗はあるしね。
私は些細なことは口酸っぱく言わない同居嫁ですから、こんなことが度々あっても口には致しません。
なにごとも事細かい旦那に見つかって姑が怒られないように、そっと消しといてあげる優しい同居嫁なのだ。
だというのに…
先日、姑がこんな言われようをされてしまった。
「あんたねー!!レンジの換気扇つけっぱなしだったから消しといてやったよ!」
(#−−)
こっちは最近の姑の物忘れのひどさを認知症の初期状態かもと少なくとも心配しているのに、おかまいなくだね…
逆にこっちが〝物忘れを〟指摘されてしまう始末なのだ。
姑は認知症かもしれないと悩む反面、嫁の物忘れを逆指摘するぐらいだから、認知症かも知れないと心配するにはやはりまだまだ先の話なのかも…