同居嫁はいつも、姑にストレスをためている・・・ばかりではない。
視点を変えれば姑にだって〝良いところ〟はあるのだ。もっとも〝良いところ〟も視点を変えた上での〝良いところ〟だからつまり「姑にはストレスがたまるが、ときに、自分にとって好都合なケースがある」という話である。もう少しくだくと、姑と暮らす同居嫁にはデメリットもあればメリットもあることになるし、自分にとって好都合な姑の特徴にうまく乗っかれば毎日の暮らしはずいぶん楽になると再確認することができる。
では早速、本題である姑の長所について綴り始めてみたい・・・
- 姑は味覚が鈍い
毎日おかずを作っていれば、「こりゃ、失敗だわ。」という日もある。 そんな時、姑の嗜好の特徴が嫁を力強くフォローしてくれる。ストレートな意見を言うダンナをしり目に、「そうでもない」と言って、パクパク食べてくれる。 「おいしい」まではいかなくても、「文句なく食べられる」という範囲が広い人なのだ。
同居開始当初は、気を使ってくれているのかと思ったが、そういう訳ではなかった。 だって、皆がおいしく食べていても、自分の好みに合わないものは、味見程度で箸をつけないもの。多少味付けに失敗しても大丈夫、と気楽にしていられて助かるわ〜。
もし姑と同居していなかったら夕飯の失敗作は失敗作のままだが、姑のおかげで、おいしくない夕飯も〝いつものおうちごはん〟に様変わりしてくれる。
- 旦那の食育は姑によって〝嫁にとって楽ちんな旦那〟であることに貢献していた。
そんな姑に育てられた旦那は、いつしかインスタント大好き人間に育っていた。
言葉は悪いが、夜食はカップラーメンが最高、という手間のかからぬ男に育ててくれたのは姑だ。それに、カラッと揚がったてんぷらよりフニャフニャ系が好き(´•ω•̥`)
だから、フニャフニャになった残り物のてんぷらを文句も言わずに食べてくれる。 これも、いつもそういう揚げ物を出してくれていた姑のおかげね〜。
(本当に、それが理由だってダンナが言った。)
- 世間体重視の姑は嫁の実家への体裁も大切にする
世間体を重んじ体裁をしっかりと守るのが特徴である姑は、自分の評判を気にする。
なので、嫁の両親にもよく思われたい人である。つまり、あたしの実家からも良い評価が欲しいのだ。
そうなれば、定期的な帰省は「相手の実家によく思われるための最低ルール」となってくる。なぜなら、「あの家は、里帰りもさせないのか」なんて、ぜ〜ったいに言われたくはないからだ。
おかげで、世間の帰省時期には、何の気兼ねもなく里帰りしてのんびりさせてもらっている。これも、姑が外面を良くしようと頑張ってくれるおかげだ。
同居嫁がストレスという問題を考えるとき、解決思考で向き合うのではなく、ストレスを軽減するためになにができるか?の視点が大事だと思うのだが、一方で、姑の特徴を利用して「立ち回り方」を考えてみることも大事だなあと・・・改めて思うのだった。
都合よく考える、それも大事な〝立ち回り方〟